東北青少年音楽交流会 特別編
- たぶのきネットワーク石巻
- 2018年3月23日
- 読了時間: 3分
更新日:2019年12月15日
Heart to Heart Concert≪うた声カフェ in ら・めーる≫
日 時:2018年2月17日(土) 18:00~20:30
会 場:カフェら・めーる
出 演:高見 秀太朗(ピアノ) 伊藤 瑛海(ピアノ)
森田 はるか(フルート) 高井瑠波(クラリネット)
参加者:38人
主 催:MECP
協 力:たぶのきネットワーク石巻 石巻市社会福祉協議会
〈音楽を通じて、人と人の≪心≫のつながりをつくりたい〉と被災地で支援活動を行っている桐朋学園大学の学生グループMECPが、3月の卒業を前に石巻へコンサートを
届けてくれました。

この夜は石巻市渡波の「カフェら・めーる」を会場に、≪うた声カフェ in ら・めーる≫が2部構成で開かれました。第1部は「MECP」の《心をつなぐコンサート》、休憩後、第2部が地元「楽団スマイル」による《みんなで一緒に歌いまショー》です。

『歩道のカフェテラス』のメロディーで第1部が開幕。「カフェら・めーる」のテラス
も潮風が心地よさそうです。
「音楽にメッセージが籠められるのはベートーベンの時代になってから…」とリ-ダーの高見さんが解説。フランスとドイツで作曲された愛を伝える2曲が紹介されました。
「お国柄の違い、分りましたか?」、「・・・。」しばし無言。


音楽に合わせ、タクトを振る手を左右別々に動かすのは強烈な脳トレゲームに匹敵。
ジュースの空缶など日用品を楽器にして身近な物で楽しむ音楽を披露。
参加者が楽器になり、三つのパートで、それぞれ異なる動作でアンサンブルを体感。


触合い楽しんだひとときも『学生時代』そして『上を向いて歩こう』を合唱し終了。
ピアノ・フルート・クラリネットの演奏に耳をかたむけ、みんなで体を動かし歌った
音楽会。難しい脳トレにも果敢にチャレンジ、身体中の感覚が目覚め、笑いがさざめく楽しい集いとなりました。
第2部は『花笠音頭』の合唱で始まりました。ギターを伴奏に参加者のリクエスト曲をみんなで合唱していきます。
毎月第3土曜日の夜が、「楽団スマイル」《みんなで一緒に歌いまショー》の開催日。
ご近所の方、歌の好きな方々が集い、楽しい時間を創っています。

この日は夕方から雪になり-5℃の寒さでしたが、屋内はホッカホカ、笑いと熱気に包まれた暖かい夜になりました。

「カフェら・めーる」は昔の渡波海水浴場のすぐ傍にあります。
津波で周囲の家は殆ど流失。「カフェら・めーる」の前は空き地が拡がり、防潮堤そして海へ続いています。このカフェは母なる海のように、被災した方々の拠り所として様々な集いに場を提供しています。カレーと石巻コーヒーが評判のお店です。
「カフェら・めーる」の夫人良子さんは、「MECPの若い方々が加わり、久しぶりに華やいだ雰囲気になりました…」とお喜びでした。
MECPの若々しいエネルギーが参加の皆さんを元気にしてくれたようです。

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